Table.1 Sugao01 Spec. | ||
Frame | KARI | レーシングカートのフレーム |
Motor | ADVANCED D.C. | Model 140-01-4005 定格出力 3.8HP , Max 17HP(350A) |
Controller | CURTIS-PMC | 1205-201 Max 350A |
Battery | DC DELCO | DEEP CYCLE TYPE : AC Delco DC24 12V 75Ah *4個(48 V) 重量1個20kg位 |
Fuse | BUSMAN | FWA-40 定格400A (1800A 0.001s) |
Circuit Breaker | GE | TQD-15 定格150A (1380A 1s) |
スロットルBOX | CURTIS | PB-6 (0-5kΩ) |
スプロケ用ハブ | 鍋屋工業(株) | イソメックブッシング゙、ウエルドオンハブ゙(テーパーの楔効果およびスリットのばね作用で固定する物)にスプロケットを溶接。 |
スプロケット | 汎用 | 歯数:富士仕様18-42、低速仕様18-72、 筑波のタイムトライアルではもっと減速比を大きくしたい、 工業用の汎用品を使用。チェーンのサイズは35番 |
1)Team 名:Woods Engineering
2)車両名
3)特徴
モータの取り付け位置:ベースのエンジンカートでは、エンジンがシートの横側についてますが、モーターは横長なので寸法上その位置に は収まりません。EVクラブの車両(ZEK-01)の様にホイールベースを伸ばす方法もありますが、溶接 によるフレームの強度低下を懸念してフレームのリヤエンドを延長してそこにに搭載しました(図中水色の位置)。(作ってみた結果、この位置だと重量バランスが良くないのであまりお勧めしません)
Fig3.フレームの延長
バッテリーの取り付け
バッテリーは素早く交換する事を考えて2個ずつケースに入れ、車両側にレールを作りその上にケースが載る様にしました。電池にはケース毎にアンダーソンコネクターを用意しワンタッチで結線します。
固定は脱着を考えて荷造り用の金属のバックルの付いたベルトで行いました。
ストッパーを動かすことでバッテリーの位置の変更が容易に出来るようにして、重量配分のセッティングが出来るようにしました。
実際に走行してみたら、バッテリーの位置が後方にあるとフロントタイヤの荷重が減りすぎ アンダーステアが強くなるので、結局バッテリーは一番前の位置で使用しています。
駆動系
チェ-ンは計算ではエンジンカート用の物では切れる恐れがあった為に工業用の汎用の物を使用しました(規格35番)。それに合わせて スプロケットも汎用の物を使用しました。
スプロケットの軸への固定は鍋屋工業(株)のイソメックブッシング(インチ)、ウエルドオンハブ゙ を使用しました、これは理論上キーを使用しなくても十分固定出来るものですが、念の為キーを併用して使用しています。
その他
エンジンカーとのサイドボックスを加工し、バッテリーレールに取り付けサイドインパクト時の安全性を向上させました。
レギュレーションに合わせリヤバンパーをサイド方向に延長しました
現在ERK用に回転計、電圧計、電流計、タイマを表示できるようなものを作成中です。
4)トラブルと対策
1.急に加速しなくなる
CURTISのマニュアルの推奨回路ではスロットルとKSI端子が連動していますが、この回路では、スロットルのマイクロスイッチがON/OFFを繰り返した時に保護回路が働いてしまう為なのか加速しなくなる事がありました。対策としてインターロック回路をスロットルと連動させないようにして、手動スイッチで操作出来るようにしました。
2.バッテリ端子焼け
バッテリ端子間を、端子アダプタ付属の蝶ネジにより手締めしていましたが、締め付け力不足だったようで、そこに火花が飛んでいた跡が残っていました。対策として蝶ネジから六角ボルトに変更しスプリングワッシャを 追加しました。
3.チェンラインずれ
4.チェン切れ
5.コントローラーのオーバーヒート
(冷却フィンの増加を検討中-->結局対策らしい対策はせず)
6.モーターのオーバーヒート
7.メインの配線が熱を持つ(暖かい)(対策未定)
トラブルではないです。線を60sqにしようかとも思いましたが38sqのまま。
8.バッテリーの液漏れ
バッテリーの空気孔からの液漏れ原因不明、運搬中に落としたのが原因?)
9.サーキットブレーカーがオフしない
原因:配線の接触抵抗からの発熱によるもの。使用していたブレーカーはGEの物で電線を直接ネジで押すタイプのものだったので対策として接続部には金属端子を使用しました。
10.ブレーキが効かない
原因:ブレーキホースの劣化によりブレーキオイルが漏れ走行中にブレーキが効かなくなった(さすがに恐かった!)
11.チェーン緩み(外れ)
対策:縁石から落ちてもボルトに直接当たらないように形状を変更
12.スプロケ破損(1999/06/27)
原因:縁石に引っかけた
対策:予備のスプロケを作る!
13.モーター破損(1999/06/27)
モーターのコンミテーターが一枚浮き、それに伴いブラシも斜めに減っていた。 上記12の修理をしていて気付く、何時からなのかは不明。ブラシの削れかたから 見てスプロケを曲げたときではないような気がします。
原因: チェーンが切れた時に過回転? 石か何か噛んだ?
現在町の電送品屋に修理を依頼中
対策:原因がいまいちはっきりしないのでなんとも言えないですがとりあえずモーター の空気穴をメッシュの 細かい金網を張りゴミを防ぐ。定期的にブラシもチェック したほうがよさそうです。-->修理のけっか部品が一部国産のものに変わり調子が良くなりました。修理の金額は、新品よりは安いけど・・・という金額でした。対策は結局特にせず。
コントローラ |
アンダーソンのワンタッチコネクタ |
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モータ |